歴史の勉強・・・INAXの

比較的社会は得意な方だった掛水です。

しかし歴史も興味のある時代やないと面白くないのは今も昔も・・・



年末、最後の最後にトイレを3つ交換したんですが、それがなんと全部INAXの【カスカディーナ】というちょっと変わった便器だったんです。まあ、一つはOEM製品だったので名前は一緒なのか知りませんがね(・_・;)

そのことを忘年会でLIXILの担当に話すると

ボソッと「《水がかすかでいーな》というキャッチコピーでしたね」

というINAX入社最後の組という担当から、めったにない食いつく情報が!

『え?ほんまに?確かに節水タイプってシールあるけど何リッターよ?』

「たしか6リットルだったと思います」

『ええ?まじで??あの時代に??』


という、担当になって4年くらい?で一番いい話を聞いたもんで( ´艸`)

興味がわいて色々調べてみたら・・・


  • 伊奈製陶(当時)が1974年に発売した便器 
  •  便器のデザインはスウェーデン・IFO社製の便器「Cascade」のオマージュであり前述の「Cascade」と伊奈の合成語と思われる。 
  •  伊奈製陶とIFO社は提携し合弁会社のイナ・イホー株式会社を設立している。


とかいう歴史が出てきた


うわ!初期型は生まれが一緒Σ(・ω・ノ)ノ!


キャッチコピーは

『洗浄力アップで水量ダウン。水がかすか、音もかすかな節水消音式洋風便器。』

『水がかすかでいーな』

『音がかすかでいーな』


うーん洒落てるー(。-∀-)


モデルチェンジしもって長いこと売りよったみたいなので、今でも時々は見かけるけど


今回のは 

  • カスカディーナDF床排水手洗付き 
  • 販売時期 1984年~1996年 
  •  セット品番 DC-1880S

だったみたい。


そうなると今まで替えてきた【カスカディーナ】がどの機種だったか気になるー!!

ハイ!!歴史に興味を持った瞬間ですヾ(≧▽≦)ノ


でもさすがに初期型はお目にかかったことない

もし替えるとなったら・・・保存してしまいそうで怖い( ̄▽ ̄;)


と、もともと好きだったカスカディーナをもっと好きになったお話でした・・・


ではなくて、本題はその伝説の【カスカディーナ】の交換工事のお話です。



まずは1件目

ここは2年前に下水道接続工事をしたお客さんで

「トイレから水漏れがしている」という電話があり駆けつけると『OH!カスカディーナ!久しぶり」

水漏れは、シャワートイレ本体と、止水栓辺りからも。


『とりあえず便座は替えんとどうしようもないですねー』って伝えると

「もうどうせならトイレも一緒に替えてもらおうかな」ってことになったので

とりあえず止水栓の方の漏れを直して、シャワートイレの方からの水漏れは洗面器で受けることに。


さらには「掛水さん信じちゅうき2階もついでに替えてもらおう」ってことで、

これが2基目の【カスカディーナ】となりました。



工事の内容は、1階はトイレ交換と内装全面貼替。ただし背面棚はそのまま。

2階は、トイレ交換と床のクッションフロアの張り替え


もちろん同日の工事なのでどちらかのトイレは使えるように、まずは2階のトイレとクッションを新しくしてから、1階トイレの工事に取り掛かる時間差工事


取り換えるトイレは両方ともグリプロ標準仕様の?

アメージュ便器+シャワートイレKA31のQVシリーズ

どうせならここまでの機能は付けてほしいし、ゴミは極力出さないようにというチョイスでv( ̄Д ̄)v 


2階は初めからキレイだったけど、せっかくだから床は替えた方がいいですよってことで

クッションは新規に

もともとピンクだったトイレからアイボリーにトイレカラーを変更

逆に床はアイボリー系から少しピンクが入った柄にして落ち着きのある感じになりました。


さてお次は1階

1階は棚があったり、パイプシャフトの壁の出っ張りがあったりと少し複雑です。


トイレを外して、内装屋さんが全面貼替のために内装を剥いでいると

「壁が湿っちゅうけど大丈夫?」とのこと

『こないだまで止水栓から漏れて結構床濡れちょったきねー』と言いつつ確認すると、

確かに広範囲に湿っている


とりあえず床下入って漏水ないか確認しようか!ってことで・・・

スリムな職人に確認しに行ってもらう( ̄▽ ̄;)


結果は「大丈夫です!隣のフロからも水の侵入はないです」とのことでε-(´∀`*)ホッ


さて、1階の内装

壁が汚れているので、汚れにくい壁紙があるかとの質問に、

『それならクッションを腰高まで張り上げれば掃除は楽ですよ。ちょうど棚もあるしあの高さで切り替えたらどうでしょうか?』ってことでその案が採用されました。


とは言うたものの、クッションとクロスの間の見切りをどうしようかと悩みに悩んだ

内装屋さんからは、見切り入れちょいてよーと言われたものの、大工さんに頼むともちろん内装を貼る前に、たぶん木でパシッと見切るやろうけど・・・


施主さんが選んだクールな内装の色と、木の見切りは絶対に合わない(゚Д゚;)・・・と思う


そこで、桧、アルミ、白い木目調の3種類の見切り材を買ってきて、内装が仕上がってから施主さんに現物で合わせて選んでもらうことにした。

選んだのは白の木目調( ˘ω˘ )コレヤトオモッタ


で、出来上がりましたー!!

むっちゃえい感じ(*´з`)

床と、腰壁は同じ柄なんやけど、光の具合でこうも変わるとは!しかしそれが絶妙!

やっぱり木の見切りやなくって良かった(;´∀`)


施主さんもこの出来には大満足してくれました!

さすがは元美容師だけあってセンスがいいのだと思います(・∀・)


工事が終わって「お支払いはどうしよう?今払おうか?」と言うので、

『明日、近くでまたトイレの交換があるので寄ります!。そこもたまたま同じトイレからの取り換えなんですよ』


と、この日はお客さんの喜びでいい日を過ごせました。



翌日、次々と問題が起こるなどとは露知らず・・・



高知グリーンプロジェクト株式会社

浄化槽設備一式工事(高知県)下水道接続工事(高知市)専門工事店です。硬い文章は「マイベストプロのコラム」映えは「インスタグラム」ネタは「ようだい時々仕事ブログ」に書いています

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