下水道接続工事の費用を浮かすチャンスとは
子供のころから、登校中に笹船流して遊んだりダムを作って遊んだり水遊びが好きな掛水です。
もしかしたら、給水より排水の工事が面白いって思うのはその延長かも(。-∀-)
高いところから低いところに流れる水の自然の摂理に従うのがおもしろい?
さて今日からの現場は、もう何年も前からいろいろと工事をさせてもらっているお家です。
そのときはまだまだ先やと思っていた下水道の本管が、1年ほど前にいよいよ延びてくるらしいのでどうしたらいいかという相談から始まり今に至る訳ですが、
ここで要チェック!!\(◎o◎)/
下水道接続工事の費用を少しでも浮かすためには、下水道の本管が入る前が一番大きなチャンスなのです( `ー´)ノ
下水道接続工事は施主さんの負担なので、道路に下水道が入って接続する管が入ってから真剣に考えると思いますが、実はそれが落とし穴!
その下水道本管に接続する管をどこに入れるかが大きな差になるのです( ˘ω˘)b
受益者負担金を払えば1本はどこに入れても追加費用はありませんのでね!
まさにそれが功を奏したのがこの現場です。水まわりはほとんどが家の北側。道路は南側。大きいお家でガッツリな外構工事。ざっと見ても7,80万級の工事です。しかし気になったのは家の横に側溝とわずかな道らしきもの。施主さんから相談されたときに、そこがもし赤線(道)やったら本管を入れてくれる可能性があるので、ダメもとで聞いてみて下さい!ということで結果そこに本管が入り工事費の大幅節約につながったのです!
まあここまで劇的なこともあまりないですが、いざ工事を始めるとなぜここに取付管付けちゃってるの?( ̄д ̄)ってことは・・・非常に多いです!
ってことで?やっと工事に入ります?
今日はトイレの改修に別班が行ってますので、カイトとのコンビです。
手前の黒い蓋は本管。この下から敷地内に10cm以上突っ込まれているのが取付管で、そこへトイレ及び生活雑排水を全てつなぐのが下水道接続工事です。
工事はやりやすくなったものの、なんせ車やダンプまでが遠い・・・
もちろんユンボも入らないので手掘りです
まずは解体したコンクリートガラをダンプまで運ばなくてはならない
電動一輪で楽ちんで運んでも、ダンプへ載せるのに一苦労しそう・・・
でも、ひらめいた(´∀`*)
ちょうど2現場分の荷物を載せていたのでなぜかテミが5つもある!!
「2人でやるのにテミ5つもいらんろう」(・.・;)
って言うたばかりのテミが役だった!!
これで、ダンプにもすぐに移せる(^O^)/
取付管も浅く入っていたので余裕余裕
トイレの配管と洗面・洗濯の配管を出して
「え!?あれ?お風呂の配管がない」(;゚Д゚)
慌てて前にリフォームしたお風呂から水を流すと、側溝には出てくるが経路がない
家の角の樋と足洗いの向こう側は南から配管がきていないか確認はしたのになぜ??
意味も分からず、とにかく掘って確認してみると・・・
「あ、あった。けどどういうこと?」
穴を開けてお風呂を流すと流れてきた
この塀の外側は
こうなっちゅうんで。パイプがまっすぐ入っている高さは一番下のブロック
その下にはブロックの基礎
こんな狭い方に配管を抜くというもありえんけど、道との境界のブロック基礎の中か下に排水管が通っている・・・だろうということ。
そりゃ見積じゃあわかる訳ないわね( ˘•ω•˘ )
もしかしたらこの狭いところに配管がおるかもしれんと思うて一回掘っちゅうき(縦断方向に)なおさら信じられんかった
じゃあどうするのか。まさか今さらブロックを基礎から壊すなんてことできないし、
システムバスにしたときに人通口は作っていないので床下は無理!!
何とかあの狭い隙間で引き替えるしかない
で、こんなことに
このネタを逃すまいとカイトに「写真撮ってくれ!!」と頼んだ
まあ左足は写真のための演出(ばらすんかい!)ですが、実際に作業はこうやってやりました(;''∀'')
土の下のことなんて掘ってみないとわからないのです。それをどれだけ推理できるか
しかし、ブロックの中とか基礎に排水管が通っているとは・・・また引き出しが増えた(;^_^A
この状況を施主さんは見ていて「大変でしたねー」って言ってくれるだけありがたいです(^-^)
誰も見ていなくてもやらないと終わらないんですから
こんなネタ欲しくなくてもいくらでも出てくるのが改造工事なのです(*´ω`*)
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